第うん回ピアノ発表会（仮）

というわけで今日は2年振りのピアノ発表会。
確か2年前は学校近くでやったんだったな。ライブ当日だったんで順番早めにしてもらって、出番終わったら即俺だけ抜けて会場に行く……筈だったんだが、
何やらメンバーの数人も一緒になってついてきたんだったな……。
今回は会場そこじゃないよ。







出来はって話になると……完成度は正直80%くらい。
高いじゃんとか思うかもしれんが、この20%はかなりピアノやる人にとってかなりネックなんだよな。


なんせ発表会は一発勝負。


正直、練習の時うまく弾けてても本番で弾けなきゃ練習した意味がない。
単純に目標が「弾けるようになりたい」だけなら別の話になってくるが、発表ものはどうしてもね…こうなるんですよ。
だから常に100%完璧にできるよう調節しておくことが必要になってくる。



ちょっと表現がおかしくなるかもしれんけど、もっと言うと120%くらいの出来でやれるのが一番良い。
本番だと「緊張」という強制アビリティが付くから完成度が20~30%近く下がるのだ。
酷い時は半分以下になる可能性もある。



言っておくがこのアビリティがかなり意地が悪い。



緊張状態になると手汗・貧血・神経性胃炎などの症状が身体に現れる場合がある。
稀にこの全てにかかる時もあるが、こうなったら出番が終わるまで待つか誰かにエスナを掛けてもらうしかない。



今回俺に振りかかった状態異常は手の震えだった。
演奏始める前は心臓の音だけがうるさかったがいざ弾いてみると…指が思うように動かん。
まじに1回止まりかけて、




やべえ……これ止まるか…？




とか思ったけど頑張って持ちこたえた。









無事弾き終わった瞬間会場に微妙なざわめきがあったんだけどあれはなんだったんだろう。




ざわ…ざわ……




読んで字の如し、まさにこんな感じだった。
俺結構ここのピアノ長いから別にダークホースとかそういう意味じゃないと思うんだけどな。
毎回ナリが変わってるからわからないんですか。そうですか。








今回の発表会を終えて私的に変わったことがひとつ。


これまでは本番で自分が満足いくようにく弾ければいいって思ってたけど、これが変わった。



こう……なんて言うか、色んな生徒さんの演奏聞いてると


自然に聴き入っちゃうような演奏をする人がいるのね。絶対。



で、そういう演奏をできる人ってやっぱりやってる歴が長くないとできないと思うんだわ。
そりゃ今の時代スーパー小学生とかでめちゃくちゃ上手く弾ける子供とかいるけど…


そういうんじゃなくてさ。わかるよね。




単純にうまく弾きたいわけじゃなくて……こう、聴いたあと家とかで








あの人のピアノ良かったよねぇ








とか言ってもらえるように曲を弾いてみたい…なと。


心に刻み込めるような……そんな感じの。







今日も出番終わってから廊下で一息ついてたら、向こうから来た他人のお婆さんに




「ピアノ上手ね。」




と笑顔で言われたりしてしまったのよ。

これは嬉しかったね。









ここまで言っておいてあれだけど、ピアノってこれ趣味の範囲だからね（
プロのピアニスト目指してるわけじゃありません。


長くやってる人とそうでない人とはやっぱり出す音が違う…らしい。
自ら言うのもなんかあれなんだが、先生曰く俺はピアノ始めて日が浅い人とは出す音が違うんだと。
それで定期的に人前で発表する機会もある……。




なら少し頑張っちゃおうかなと。そう思うわけですよ。




なんていう前向き人間（












まぁ俺の場合、大概こういうことを意識すると次回で失敗するんだよね。
意識してない……つまり天然状態でいた方が本領発揮できるタイプ。
損な性格だ。




2年後の発表会はどうなることやら。













昨日眠さを我慢して先週までの範囲を復習したんで今日はなし。
やっといてよかった。



END